スマホが充電できないときの原因と対処法:充電口の掃除からケーブルとバッテリーの見分け方まで
スマホを充電器につないだのに、充電が始まらない。あるいは充電が途中で止まってしまう。そんな経験をしたことはありませんか。原因は充電口の汚れやケーブルの劣化、バッテリーの寿命などさまざまです。いきなり修理に出す前に、自分で試せる確認手順があります。この記事では、iPhoneとAndroidの両方で使える、スマホが充電できないときの原因の見分け方と対処法を、順番に解説します。
まず確認する3つのこと
充電できないと気づいたら、まず基本的な3つを確認します。はじめに、充電器がコンセントにしっかり差し込まれているかを見直します。コンセントの差し込みがゆるいと、通電していないことがあります。別のコンセントに差し替えてみるのも有効です。電源タップを使っている場合は、タップのスイッチが入っているかも確認します。
次に、ケーブルがスマホにしっかり差し込まれているかを確認します。ケースの厚みが原因で、ケーブルの先端が奥まで入っていないことがあります。ケースを外して差し直すと、充電が始まる場合もあります。ケーブルを差し込んだときにカチッとした手応えがあるかどうかも目安になります。
最後に、スマホの画面に充電の表示が出ているかを確認します。バッテリーが完全に空になっていると、充電器につないでもすぐには画面がつかないことがあります。数分待ってから、画面がつくかどうかを見てみます。バッテリー残量が0%の状態では、充電表示が出るまでに少し時間がかかることがあります。
ケーブルと充電器を疑う
基本を確認しても充電できない場合、次に疑うのはケーブルと充電器です。ケーブルの根元や先端が曲がっていたり、被覆が破れていたりしないかを確認します。見た目に問題がなくても、内部の線が断線していることがあります。家族や友人のケーブルを借りて試すと、ケーブルが原因かどうかが分かります。
充電器そのものが原因のこともあります。パソコンのUSBポートや、出力の小さい充電器では、充電が遅かったり、充電が始まらなかったりすることがあります。スマホに付属していた充電器や、スマホの充電に対応した出力の充電器を使うのが安心です。ワイヤレス充電に対応したスマホなら、ケーブルを使わずに充電台に置いてみるのも、原因を切り分ける方法の一つです。
ケーブルを交換したら充電できた場合は、古いケーブルは処分するのが無難です。断線したケーブルを使い続けると、充電が不安定になったり、発熱の原因になったりすることがあります。安価なケーブルを選ぶときは、スマホのメーカーが認めた規格に対応したものを選ぶと安心です。
充電口の汚れをチェックする
ケーブルと充電器に問題がない場合、充電口の汚れが原因かもしれません。ポケットやかばんの中で持ち歩くスマホは、充電口にほこりや繊維がたまりやすいものです。ほこりがたまると、ケーブルの先端が奥まで入らず、接触が不安定になります。
充電口をのぞいて、ほこりやゴミがたまっていないか確認します。明るい場所で、懐中電灯の光を当てると見やすくなります。ほこりが見えたら、乾いた柔らかいブラシや、木製のつまようじの先で、やさしく取り除きます。金属製のピンや針金は、充電口の中の端子を傷つけるおそれがあるので使わないようにします。強くこすらず、ほこりをかき出す程度にとどめます。
掃除をしたあと、ケーブルを差し直して充電できるか試します。掃除の前は充電が不安定だったのに、掃除のあとで安定した場合は、汚れが原因だったと考えられます。充電口の掃除は、定期的に行うとトラブルの予防にもなります。
ソフトウェアが原因のこともある
ハードウェアに問題がなくても、ソフトウェアの不具合で充電が止まることがあります。スマホを再起動すると、充電の制御に関わる一時的な不具合が解消されることがあります。iPhoneでは、電源ボタンと音量ボタンを長押しして電源を切り、再度電源を入れます。Androidでは、電源ボタンを長押しして表示されるメニューから再起動を選びます。
再起動しても改善しない場合は、システムのアップデートを確認します。設定アプリのソフトウェアアップデートの項目を開き、最新のバージョンが配信されていないか確認します。充電の制御に関わる不具合が修正されていることがあります。アップデートの前には、データのバックアップを取っておくと安心です。
また、バッテリーの最適化機能が充電を止めていることもあります。最近のスマホには、バッテリーの劣化を防ぐために、充電を80%程度で止めたり、充電の速度を調整したりする機能があります。設定アプリのバッテリーの項目で、こうした機能が有効になっていないか確認してみます。夜間に充電していると、朝までにゆっくり充電されるように調整されている場合もあります。
バッテリーの寿命を見分ける
スマホを長く使っている場合、バッテリーそのものの寿命が原因のこともあります。バッテリーの劣化が進むと、充電が途中で止まったり、充電してもすぐに減ったり、電源が突然切れたりすることがあります。
iPhoneでは、設定アプリのバッテリーの項目からバッテリーの状態を確認できます。バッテリーの最大容量が表示され、目安として80%を下回っている場合は劣化が進んでいる状態です。Androidでは、機種によって確認方法が異なります。設定アプリのバッテリーの項目に、バッテリーの状態が表示される機種もあります。表示がない場合は、メーカーのサポートアプリや、バッテリー診断アプリで確認できることがあります。
バッテリーが膨らんでいると感じた場合は注意が必要です。スマホの背面が浮いていたり、画面が浮き上がっていたりする場合は、バッテリーの膨張が疑われます。その場合は充電をやめ、メーカーや修理店に相談します。膨らんだバッテリーを自分で交換しようとせず、専門の窓口に持ち込むのが安全です。
修理や買い替えを判断する目安
自分で試せる手順をすべて試しても充電できない場合は、修理を検討します。ケーブルを替えても、充電口を掃除しても、再起動しても改善しない場合は、充電口の端子の故障や、内部の部品の不具合が考えられます。メーカーのサポート窓口や、正規の修理店に相談するのが安心です。
修理に出す前に、保証の期間を確認します。購入から間もない場合は、メーカー保証の対象になることがあります。通信キャリアの補償サービスに加入している場合は、修理費用が軽減されることもあります。見積もりを取ってから、修理するか買い替えるかを判断すると、費用の面で納得しやすくなります。
修理に出すときは、事前にデータのバックアップを取ります。写真や連絡先、アプリのデータなどを、クラウドやパソコンに保存しておきます。修理の内容によっては、スマホが初期化されることがあるためです。パスワードやアカウント情報も、忘れずに控えておきます。
充電トラブルを防ぐ習慣
充電のトラブルは、日ごろの習慣で減らすことができます。ケーブルを抜くときは、コードを引っ張らず、コネクターの部分を持って抜きます。ケーブルをきつく巻いたり、折り曲げたまま保管したりすると、内部の線が傷みやすくなります。充電口は、月に一度程度、ほこりがたまっていないか確認する習慣をつけると安心です。
また、極端に暑い場所や寒い場所での充電は避けます。直射日光の当たる車内や、暖房の近くでの充電は、バッテリーに負担がかかります。スマホが熱くなっているときは、充電をいったん止めて、温度が下がるのを待つと安心です。充電しながら重いゲームや動画を続けるのも、発熱の原因になります。
Frequently Asked Questions
スマホが充電できないとき、最初に何を確認すればよいですか
まず、充電器がコンセントにしっかり差し込まれているか、ケーブルがスマホに奥まで差し込まれているか、画面に充電の表示が出ているかを確認します。ケースの厚みでケーブルが奥まで入っていないこともあるので、ケースを外して差し直してみます。バッテリーが完全に空の場合は、充電表示が出るまでに数分かかることがあります。
充電口の掃除は自分でしても大丈夫ですか
ほこりを取り除く程度の掃除なら、自分でできます。乾いた柔らかいブラシや木製のつまようじの先で、やさしくほこりをかき出します。金属製のピンや針金は、充電口の中の端子を傷つけるおそれがあるので使わないようにします。強くこすらず、ほこりをかき出す程度にとどめ、掃除のあとにケーブルを差し直して確認します。
充電できないとき、修理と買い替えはどう判断すればよいですか
ケーブルの交換、充電口の掃除、再起動、システムのアップデートをすべて試しても改善しない場合は、修理を検討します。保証期間や通信キャリアの補償サービスの加入状況を確認し、見積もりを取ってから判断します。修理に出す前に、写真や連絡先などのデータのバックアップを取っておきます。



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